アンテナ

くるり( Quruli ) アンテナ歌詞
1.グッドモーニング

作詞:SHIGERU KISHIDA
作曲:SHIGERU KISHIDA

夜行バスは新宿へ向かう
眠気とともに灯りは消えてゆく
君の腕枕で眠る
夜行バスは新宿に着いた 予定より三十分早く
冬の真夜中のようさ

白い息は道標にもなりゃしない
やけに広い横断歩道手を引き渡る
何処へ向かう

早朝喫茶は夜の香り
男女は音楽の話 女の方が趣味がいいね
早朝喫茶夜が明けて
街を見下ろすコートの群れは色とりどり
行き交う電車の渋滞

君は眠る不安残るまなざしで
僕の上着を枕にして 手があたたかい
口づけをした

夢は歩むここから始まる
スクランブルは広がってゆく そこらじゅうに
歩いてゆく 歩いてゆく


2.Morning Paper

作詞:SHIGERU KISHIDA
作曲:QURULI

言わないでバーイ 行かないで したい
つまんないな 未来
何処にでも行きたい

門出したい
何処にでも行きたい

モーニング・ペーパー
世界の果て届いてる?
解散しない
世界中の夢背負う群れ

人よ切ない道を選んで
知りたくもない事を選んで

ペーパー侍
冬の泉越える歪み
悲しくなればいい その右手その左手を上げろ


3.Race

作詞:SHIGERU KISHIDA
作曲:SHIGERU KISHIDA・MASASHI SATOH

空が曇ってきたからって
泣き言ばかり言ってんなよ
悲しみなんてぶっ飛ばせ 持ってる荷物放り出しなよ
飲み物全部飲みきれず
渇いた気持ちに割り合わず

舟は思ったよりもゆっくり進む
手を振る君もよく見える

さよなら僕の小さな家族 いちご畑でまた会おう

少年は朝まで枕ぬらす
逃げも隠れもしないから


4.ロックンロール

作詞:岸田繁
作曲:岸田繁

進めビートはゆっくり刻む
足早にならず確かめながら
涙を流すことだけ不安になるよ
この気持ちが止まらないように

それでも君は笑い続ける
何事も無かった様な顔して
僕はただそれを受け止めて いつか
止めた時間を元に戻すよ

裸足のままでゆく 何も見えなくなる
振り返ることなく 天国のドア叩く

たった一かけらの勇気があれば
ほんとうのやさしさがあれば
あなたを思う本当の心があれば
僕はすべてを失えるんだ

晴れわたる空の色 忘れない日々のこと
溶けてく景色はいつもこんなに迷ってるのに
8の字描くように無限のビート グライダー飛ぶよ
さよなら また明日 言わなきゃいけないな


5.Hometown

作詞:SHIGERU KISHIDA
作曲:SHIGERU KISHIDA

逃走五年 盆地二十三年 よりどりみどりのスタイル
暴走ロマンチカ スライド・バー濡れる
ビ・バップ 跳ね跳ねロック・アンド・ロール

遠目に見た 二度と会えない顔して ハロー

フェンダー・ツイン 桜の香り 碁盤の目は桃色
構わんといてレイドバックしたいの 僕の目は水色

遠くへ行った 気にしてないって言ったら 嘘

心ひらひら 手をほどいたら飛んでった


6.花火

作詞:SHIGERU KISHIDA
作曲:QURULI

そういう話をふくらませるほど
未来はまぶたの裏泳いでる

そういう花火のふくらんで消えた
花火は全て消えてゆく
花火は

さよなら手をつないで歩いてく
景色は醒めない夢見ないで
続いてく景色は

そういう花火はふくらんで消えた
花びらつぼんで朝を迎えるはず

未だ見ぬ世界またいで先へ行く花びら
風吹く未来またいで先へ行く花びら


7.黒い扉

作詞:SHIGERU KISHIDA
作曲:SHIGERU KISHIDA

いつの間にか遠い気がしているようで
黒い扉 開けっ放しで来たもんね
暗いかい 今

どこまでもついてく事にしたからね
大丈夫 息も止まりそうなくらいの約束
守る


8.花の水鉄砲

作詞:SHIGERU KISHIDA
作曲:SHIGERU KISHIDA・TASSHIN OHMURA・C McGUIRE

夢見る街 花の水鉄砲 吹き荒れる街 花の水鉄砲

頭は暗い 舟がらんどう
帷子の辻 夢がらんどう

繋がるくらい実は簡単だ
離れること でもこれは面倒

うなだれる愛
そこでもう結構
広がる世界 何処行くんよ

何千マイルも歩き続けて

雨漏りの街 実は桃源郷 鈍色の森 夢とかくれんぼ
夢見る街 花の水鉄砲 吹き荒れる街 花の水鉄砲


9.バンドワゴン

作詞:SHIGERU KISHIDA
作曲:SHIGERU KISHIDA

いつまでたっても僕がいて
誰かのためにあなたは笑う
十年たっても笑ってる
あなたのために僕も笑った
急げ急げ

いつまでたっても夜のまま
記憶をなくした山羊さんと
北から南ドライブして
喰い散らかした地図も笑う

急げ急げ

いつまでたっても僕がいて
誰かのためにあなたは笑う
十年たっても笑ってる
あなたのために僕も笑った

急げ急げ


10.HOW TO GO

作詞:岸田繁
作曲:岸田繁

昨日の今日からは一味二味違うんだぜ
自信も根拠もしゃれこうべみたいな顔のまま

意識は遠のく まるで昨日の夢のよう
さっきまで気にしてた How to play the guitar 灰になる

いつかは僕達も離ればなれになるのだろう
僕達は毎日守れない約束ばかりして朝になる

真夏の太陽は少し眩しすぎるかな
スマートに大好きなこの曲と旅に出たいのにな
何だかな まったり
夕暮れ待ったり するなよ

いつかは想像を超える日が待っているのだろう
いつかは想像を超える日が待っているのだろう

毎日は過ぎてく でも僕は君の味方だよ
今でも小さな言葉や吐息が聴こえるよ